平凡な一日と野鳥観察会話録

何事もない平凡な一日を過ごした。
“毎日が日曜日”の
典型的な一日。

ジョギングをした。
孫2人と児童館で遊んだ。
図書館へ行き、本を借りた。
郷土史研究会の会長に会った。
TSUTAYAへ行った。
犬を洗った。
本を読んだ。
買物に行った。
民謡の練習に行った。

10,9.29金山城 (25)
この山の上空が鷹の通りみちだという。

先月29日、ハイキング途中での会話。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ベンチに座り、
ノートに何かを
記入している人がいた。

帽子を被り、
左手には、
手ぬぐいを手にしている。
この人はきっと野鳥の会の人に違いないと思い、
声を掛けた。

「野鳥を観察をされているんですか?」

××「エー、そうです」

「何の鳥を調べているんですか?」

××「鷹です」

「鷹・・。鷹がこの辺に
巣を作っているとか?」

××「いや、
今この前の山の上を通って
南西の方角へ移動中なんですね。
それで、何羽が行くかを
調べるんですよ。
もっとも、
この山にも巣があることはありますがね」

「ヘー、それじゃ、
一日中、ここで・・?」

××「そうです。
今朝から来て見ています」

「今日はこれまでに
何羽か通ったんですか?」

××「エー、7羽ですね」

「ヘー、じゃ、
それはカメラじゃなくて
望遠鏡なんだ」

××「そうですね」

一見、三脚に取り付けられた器具は
カメラに見えたが、
良く見ればシャッターもなにもない、
ただの望遠鏡だった。

××「あー、今、出てきましたね。
あの雲の切れ目から出てますよ。
小さいですが・・」

「どのあたりですか?」

××「ホラ、今、旋回しましたね」

「僕にはぜんぜん分かりません。
すごいなァ、見えるんだ」

彼は望遠鏡を覗くわけでもなく
見えているらしい。
見ながら何かを
ノートに書いている。

××「この山の上空あたりで
上昇気流にのるじゃないですか。
サーッと1000メートルくらい
上がるんですよ。
それで、
南西方向だから藤岡の方へ
流れて行くんですね。
私の知り合いが奥多摩支部に
いるもんですから、
情報のやりとりをするんですが、
どうも埼玉と長野の間あたりを通って、
丹沢あたりから海沿いに抜けて行くみたいですね」

「鑑札をつけて
調べたりはしないんですか」

××「鑑札は費用が高くて
とても出来ないんですよ。
衛星発信機の機械自体は
それほど高くはないんですよ。
通信回線を使うじゃないですか」

「エー・・」

××「それが、もう何百万もかかるんですよ」

「ソーなんですか。
じゃ、よくコウノトリみたいに
発信機をつけるなどのニュースを見ますが、
あれは国がお金を出しているから
できるんですね」

××「そうですね、
環境庁とかが絡んでいるかもしれませんが、
きっと山階鳥類研究所とかが
やっているんだと思いますよ」

「そうなんですか」

××「スポンサーをつけているですよ。
今、鳥島のアホウドリなどは
S社がスポンサーになって、
発信機をつけていると思いますよ。

今、鳥島のアホウドリは他の島へ
移動させようとしているんですよ。

たしか、小笠原諸島の
どこかの島だと思いました。

鳥島が活火山でいつ爆発するか分からない。

爆発したら全滅してしまいますから。
それに、発信機を付ければ
生まれた鳥がどこへ行くかが分かりますから・・・・・・」

この先、会話は北海道の渡り鳥から、
ふくろうなどの話などへ移る。

鳥の飛び方、
気流への乗り方などの話も聞いた。

観察の邪魔をしてしまったかもしれない。



今日のオブジェ  お役ご免のバス停留所
10.9.30ブログ用バス停 (2)





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ここの記

 埼玉県在住。男性。1945年生まれ。4年間の延長を含む42年間の会社勤め後、2010年4月にリタイア。その後の今をどのように過ごしているのか。ここに居てここに記す「ここの記」

ゴロー

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