- 2017-09-21 Thu 22:22:33
- 癒しの風景
★いくらでもいいから・・・・・・
北浦和駅前の商店街(ふれあい通り)を歩いていると、
店の前にごちゃごちゃ並べてあるものの中に変わった陶器が・・・・・・。
皿のようなものに3本の筒が立っている。
ゴロー××「ご主人、これ何ですか?」
店の主人××「さア、何ですかね?」
ゴロー××「これ陶器でしょ?
作るのけっこう大変だっただろうけど・・・・・・、
何のために作ったんだろう?
筆立てかなァ?」
200円なら安いし、珍しいし、
僕は鉛筆か絵筆が立てられそうだからと
その珍しい陶器を買うことにした。
*
ゴロー××「店の中に並んでいるもの
値段の安いものが多いけど商売になるの?」
店の主人××「まァ、商売っていうか、早く物を片づけないと・・・・・・、
娘にガラクタを早く始末してくれと言われてましてね。
ゴロー××「それどういうことなの?」
店の主人××「わたくしのとこはもともと駄菓子屋だったんですよ。
女房と2人でやっていたんですが、その女房が亡くなりましてね、
もう駄菓子屋をやっていけなくなってしまったんですよ」
ゴロー××「それで、どうしてまた急に骨董屋に?」
*
店の主人××「私が趣味でずっと買い集めた物がありまして、
駄菓子屋を閉めたのを機会に一人ででも出来るからと。
それに娘に処分を迫られていることもあって。
ゴロー××「へぇー。買い集めたってどれくらい前からなの?」
店の主人××「30年だね。骨董仕入れの許可も持ってましてね。
ただね、品物の値段が今は仕入れの半分にしかならないんです。
だから商売とかにはなってないんですよ」
*
ゴロー××「この店(骨董屋)を始めてどれくらいになるの?」
店の主人××「1週間です」
ゴロー××「じゃァ、まだ開店したばかりじゃん。
ご主人としては念願の骨董屋さんがはじめられたというわけだ。
あと10年は頑張んないといけないなァ」
店の主人××「いいぇ、私も80を超えてますし、
奥にまだまだ品物はたくさんあるし・・・・・・とても長くは出来ません。
なにしろ品物を早くななくさないと娘が・・・・・・。
だから、いくらでもいいんです持ってってもらえば」
*
そこへ、別な客が入ってきた。
別な客××「これ、何?」
店の主人××「昔の幻灯機ですよ」
別な客××「どう使うんだろう?」
店の主人××「ここから電気をの球を入れて・・・・・こうして映すんじゃないかな?」
別な客××「まァ、使えなくてもインテリアの飾り物なるかな。
2000円で買うけどいい?」
値札は2800円になっていた時代物の幻灯機を別な客は買った。
それからその客はテーブルに置いてあった1~10の番号の大きいハンコを指さし、
別な客××「これ、値札付いてないけどいくらなの?」
店の主人××「いくらでもいいですよ」
別な客××「じゃ、幻灯機を2000円で買ったし、100円で買うね」
*
同じテーブルの上に置いてあたのは耐熱ガラス鍋。
ゴロー××「この鍋はどうしたの?」
店の主人××「誰かが売ってくれっておいていったんですよ。
そんなものは売れないからと言ったんですがね。
お金入らないから持って行ってくださいよ」
ゴロー××「じゃ200円で買うね」
*
店の主人××「さっき筆立てって言ってましたけど、
お客さん書とか絵でも描くの?」
ゴロー××「えぇ、まァ」
そこに別な客も話に加わり、
自分も日本画、洋画、絵手紙などしているのだと言う。
店の主人××「じゃ、ちょっと待って下さい。
スケッチブックとキャンバスあげますから。店番お願いしますよ・・・・・・・」
そう言うと店の主人は奥へ引っ込んで取りに行った。

ガラクタと言っては何だけど・・・・・・・。
万単位の物もあって見ていてなかなか楽しい。
10000~15000円の帽子がケースの中にいくつか並んでいる。
ゴロー××「この帽子は何?」
店の主人××「国鉄の駅員さんのです。
そのりっぱなの(15000円)は駅長クラスですよ」

まだ店の名前も決まっていない。
30年も買い集めたと言うだけあって、
初めからそこそこ風格があるみたいな・・・・・・。
つい店の中を覗きたくなる。

僕が買った筆立てみたいな陶器(左下)と耐熱ガラス鍋(右下)。
タダで貰ったが下に敷いてある10号のキャンバスと立ててある
パステル用のスケッチブック。
(スケッチブックは別な客と1冊づつ分けた)
☆
★その他・・・・・・今日の2ショット

①来月登る予定の山は八海山。
同じ名前のお酒が冷蔵庫の中にあったのでゲン担ぎ?に飲んだ。
肴は先日釣ってきた(夕飯のおかず)イワナ。

②見上げたくなる青空
一年のなかでも何日もないほどすっきりした青空。
歯医者通いに東京駅を出てすぐに空を仰いだ。
北浦和駅前の商店街(ふれあい通り)を歩いていると、
店の前にごちゃごちゃ並べてあるものの中に変わった陶器が・・・・・・。
皿のようなものに3本の筒が立っている。
ゴロー××「ご主人、これ何ですか?」
店の主人××「さア、何ですかね?」
ゴロー××「これ陶器でしょ?
作るのけっこう大変だっただろうけど・・・・・・、
何のために作ったんだろう?
筆立てかなァ?」
200円なら安いし、珍しいし、
僕は鉛筆か絵筆が立てられそうだからと
その珍しい陶器を買うことにした。
*
ゴロー××「店の中に並んでいるもの
値段の安いものが多いけど商売になるの?」
店の主人××「まァ、商売っていうか、早く物を片づけないと・・・・・・、
娘にガラクタを早く始末してくれと言われてましてね。
ゴロー××「それどういうことなの?」
店の主人××「わたくしのとこはもともと駄菓子屋だったんですよ。
女房と2人でやっていたんですが、その女房が亡くなりましてね、
もう駄菓子屋をやっていけなくなってしまったんですよ」
ゴロー××「それで、どうしてまた急に骨董屋に?」
*
店の主人××「私が趣味でずっと買い集めた物がありまして、
駄菓子屋を閉めたのを機会に一人ででも出来るからと。
それに娘に処分を迫られていることもあって。
ゴロー××「へぇー。買い集めたってどれくらい前からなの?」
店の主人××「30年だね。骨董仕入れの許可も持ってましてね。
ただね、品物の値段が今は仕入れの半分にしかならないんです。
だから商売とかにはなってないんですよ」
*
ゴロー××「この店(骨董屋)を始めてどれくらいになるの?」
店の主人××「1週間です」
ゴロー××「じゃァ、まだ開店したばかりじゃん。
ご主人としては念願の骨董屋さんがはじめられたというわけだ。
あと10年は頑張んないといけないなァ」
店の主人××「いいぇ、私も80を超えてますし、
奥にまだまだ品物はたくさんあるし・・・・・・とても長くは出来ません。
なにしろ品物を早くななくさないと娘が・・・・・・。
だから、いくらでもいいんです持ってってもらえば」
*
そこへ、別な客が入ってきた。
別な客××「これ、何?」
店の主人××「昔の幻灯機ですよ」
別な客××「どう使うんだろう?」
店の主人××「ここから電気をの球を入れて・・・・・こうして映すんじゃないかな?」
別な客××「まァ、使えなくてもインテリアの飾り物なるかな。
2000円で買うけどいい?」
値札は2800円になっていた時代物の幻灯機を別な客は買った。
それからその客はテーブルに置いてあった1~10の番号の大きいハンコを指さし、
別な客××「これ、値札付いてないけどいくらなの?」
店の主人××「いくらでもいいですよ」
別な客××「じゃ、幻灯機を2000円で買ったし、100円で買うね」
*
同じテーブルの上に置いてあたのは耐熱ガラス鍋。
ゴロー××「この鍋はどうしたの?」
店の主人××「誰かが売ってくれっておいていったんですよ。
そんなものは売れないからと言ったんですがね。
お金入らないから持って行ってくださいよ」
ゴロー××「じゃ200円で買うね」
*
店の主人××「さっき筆立てって言ってましたけど、
お客さん書とか絵でも描くの?」
ゴロー××「えぇ、まァ」
そこに別な客も話に加わり、
自分も日本画、洋画、絵手紙などしているのだと言う。
店の主人××「じゃ、ちょっと待って下さい。
スケッチブックとキャンバスあげますから。店番お願いしますよ・・・・・・・」
そう言うと店の主人は奥へ引っ込んで取りに行った。

ガラクタと言っては何だけど・・・・・・・。
万単位の物もあって見ていてなかなか楽しい。
10000~15000円の帽子がケースの中にいくつか並んでいる。
ゴロー××「この帽子は何?」
店の主人××「国鉄の駅員さんのです。
そのりっぱなの(15000円)は駅長クラスですよ」

まだ店の名前も決まっていない。
30年も買い集めたと言うだけあって、
初めからそこそこ風格があるみたいな・・・・・・。
つい店の中を覗きたくなる。

僕が買った筆立てみたいな陶器(左下)と耐熱ガラス鍋(右下)。
タダで貰ったが下に敷いてある10号のキャンバスと立ててある
パステル用のスケッチブック。
(スケッチブックは別な客と1冊づつ分けた)
☆
★その他・・・・・・今日の2ショット

①来月登る予定の山は八海山。
同じ名前のお酒が冷蔵庫の中にあったのでゲン担ぎ?に飲んだ。
肴は先日釣ってきた(夕飯のおかず)イワナ。

②見上げたくなる青空
一年のなかでも何日もないほどすっきりした青空。
歯医者通いに東京駅を出てすぐに空を仰いだ。
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