- 2012-01-14 Sat 23:05:41
- 本

装丁にも明治・大正の匂いが・・・

ほとんどの漢字にルビは振られている。パソコンもなく活字を拾っていた時代だ

注釈の数は700近い。注釈を読みながらだとさらに小説の深みが増すような・・・
★1957年に集英社から発行された漱石文学全集のすごさ!
一昨日、漱石の本の事を書いたが、
じつは図書館から漱石文学全集第1巻(我輩は猫である)を
借りてきていて、すでに40ページほど読んでいる。
“吾輩は猫である”を借りるのにじつは図書館を3ヶ所回った。
最初の図書館には夏目漱石の本が置いてなく、
次の図書館は館内持ち出し禁止、
3ヶ所目の図書館でようやく借りられたのだ。
借りてきた本は1957年に集英社から発行されているものだ。
それが、あまりに丁寧にしっかり作られて(編集されて)いるのに驚いた。
すごい!
何がすごいかと言えば、
まず、ページに挟む栞の紐が2本ついている。
僕は生まれて初めて、いや、本を読むようになってから初めてみたし、
こういう本の作り方があるのだということを知ったのだ。
なぜ2本も?
その理由はすぐに分かった。
一本は本文の中の注釈の解説ページ(注解・後ろに90ページ余り)のための紐なのだ。
巻末には校異というページもある。
何のことだろうと思ってネットで調べてみたら、
“校異とは同一作品の写しが二種以上ある場合に、それらの文章の文字や語句の異同を比較して示すこと”とあった。
55年前とはいえ、
どれだけの手間をかけて編集制作をしたのだろうか?
できれば、図書館から借りてきたこの漱石文学全集で
注釈も一緒に“吾輩は猫である”を読んでみたいと思った。

畑や空き地がなくなり新しく舗装道路ができた。道路沿いはすでに宅地分譲中

ジョギングコース沿いの雑木林にも造成工事予定の白い看板が新たに立てられていた

2125平米に1棟の2階建てが立つと看板に記されていた。奥は中学校
★田んぼやら雑木林が次々に住宅に・・・
市街化区域の新しい線引き、
居住地区の計画やらで、
我が地区の田んぼやら雑木林が次々に住宅に変わっている。
ジョギングをするコース沿いも例外ではない。
ちょっと寂しいけど・・・仕方がないことだ。
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Comments: 1
- 佐藤千夏夫 URL 2016-12-17 Sat 15:16:23
たぶん1957年ではなく、昭和57年(1982年)でしょう。
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