夏の風景4題
1 月見草
正しくは月見草ではないらしい。
大待宵草(オオマツヨイグサ)か
またはそれに近い品種なのだ。
月見草は花の色も白く、
栽培種で野生化はしてないという。
ある資料に
「大待宵草は月見草とともに宵待草と呼ばれて・・・・」
とあるから、いつの間にやら
混同して月見草になってしまったのかも知れない。
“俳句の花図鑑(復本一郎著)”には
俳句などで詠まれる月見草も
多くはこの大宵待草のことだと
書いてあった。
かつては川原、土手などにはススキが多かった。
いつの間にかセイタカアワダチソウに占拠され、
それもこの頃はすっかり姿を消してしまった。
大待宵草も僕らの子供の頃は
空地や草原ではよく見たものだ。
それがずいぶん長い間、見なかったような気がする。
その証拠に、同じ資料本の中に、
「大待宵草も待宵草もともに
自生のものは近年ではまれ・・」
と書かれている。
荒川で、
あたらしく拡張している土手の上は、
今、この月見草(大待宵草)がいっぱいに咲き
お花畑となっている。
2 稲穂は順調
今年は日照時間が少なく冷夏になるとか、
米の不作が心配とか
新聞やテレビが連日のように報じていたのは、
たしか4月か5月のことであったと思う。
梅雨が明けて、猛暑が続きだすと
あの冷夏騒ぎはどこへ行ってしまったのか。
そんな報道をしたこと、
また見聞きしたことなど、
誰もすっかり忘れているようだ。
先のことはまだわからない。
しかし、今のところ稲穂は順調に
生育しているようだ。
3 ラジオ体操
夏休みだったんだ。
今朝はラジオ体操に出っくわして
きっぱり、
夏休みを確認できた。
夏限定 ラジオ体操 こどもらと
4 蝉
家の壁(モルタル)にへばりついて
少しずつ体を移動させている蝉がいた。
初めて見る蝉の動きだ。
この蝉はたぶん、
家の庭(地中)から生まれたものと思う。
10坪もないような狭い庭ながら、
毎年、いくつかの蝉の抜け殻を発見する。
椿の葉の裏側に、
柿の枝に、
あるいは松の幹に
発見する。
ぬけ殻や 蝉は壁面 へばりつき
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